研究レポート

研究レポート1
じゃがいもが、晩婚化に歯止めをかける!?
男性は女性へ「カレー」を、
女性は男性へ「肉じゃが」をつくるべし。

平均初婚年齢、男性30.7歳、女性29.0歳。
2011年の調査は過去最高を記録し、晩婚化は着々と進行している。
「出会いがない」「仕事を辞めたくない」「一人でも不便がない」と、結婚を急がない理由は多々あるが、晩婚化は少子高齢化に突き進むアクセルのようなもの。このままいくと、半世紀後には日本の人口が3割減るという驚きのデータもある。何より、“結婚”がもたらす人生の醍醐味は、若いうちに味わってこそ、ますます深まるというものだ。そこで、「じゃがいも」である。
じゃがい問題研究所では、晩婚化にブレーキをかける画期的なデータを得ることができたので、ここにご報告しよう。
[出所]厚生労働省「平成23年人口動態統計月報年計(概数)の概況」

彼女に望む手料理は?男女のズレに問題アリ。
「彼女に作ってほしい料理」といえば、「肉じゃが」が定説だった。ところが、我々の調査では、1位カレー、2位ハンバーグ、3位肉じゃがという結果に。その理由は、「カレーは失敗がない」「肉じゃがは難しそう」。現代の男性は本当にやさしい。しかし、彼女のウデとやる気を見くびってはいないだろうか。女性に聞く「彼氏に作ってあげたい料理」の1位は、しっかりと「肉じゃが」なのだ。男性よ、失敗を恐れてはいけない。多少味がしみていない肉じゃがでも、「じゃがいもの味がよくわかってイイネ」などと言ってみよう。

彼氏のカレーへの愛情に、警鐘を鳴らしたい。
さらにもう一つ、興味深いデータがある。逆の質問を投げかけてみたところ、「彼氏に作ってほしい料理」と「彼女に作ってあげたい料理」が、どちらも「カレー」が1位。これは一見、幸せな結果に思えるが、男性の皆さんに問いたい。彼女にもカレーを作ってもらい、自分もカレーを作っていたら、「どっちがおいしいか」とケンカになるのは明白ではないだろうか?解決策は、彼氏がカレーを作り、その道を究めること。ささやかなケンカも、渾身のスパイスと、とろけるじゃがいもが彼女を笑顔にしてくれるはずだ。

一緒に作る肉じゃが。幸せへの方程式が完成
女性はもはや結婚に「三高」を望んではいない。今は、「三平」の時代なのだ。平均的な収入、平凡な外見、平穏な性格。女性が一方的に男性に頼るのではなく、手をとりあって、同じ目線で、平和な家庭を築くことを願っているのだ。そんな家庭生活に、「じゃがいも」はよく似合う。一緒にキッチンに立って、皮をむき、「今日は肉じゃがにしようか」などと鍋を用意する。そう、アツアツできたての料理はおいしいが、肉じゃがは冷めるほど味がしみていく。ここにも何か、幸せな結婚生活のヒントがありそうではないか。