研究レポート2

研究レポート2
日本のメタボは、じゃがいもが救う!?
もう挫折とは、おさらば!
じゃがいもダイエットをはじめよう!
2010年の国民健康・栄養調査では、男性(20~60代)の肥満者の割合は31.2%。95年の調査より6.4ポイントのアップ。まさに、体重計の針のごとし、メタボ人口の増加は止まらない。
メタボになると、心筋梗塞や脳卒中の危険性が高まるうえに、医療費も増加するという恐ろしいデータも。
厚労省の調査では、メタボの人とそうでない人の医療費を比べると、男性(55~69歳)は年間8万円、女性(55~59歳)は年間12万円多いことがわかった。
おなかが出るほどに、お金も出ていくという悲しい現実が待っている。しかし、ダイエットの道は険しい。数々の挫折を味わい、体重計から目をそらしている人々に、じゃがい問題研究所では、希望の道すじを示したい。それが、「じゃがいもダイエット」だ。

カロリーは低く、満腹指数は高い、まさにダイエットの味方。
「じゃがいもは食べたら太るでしょ?」いやいや、それはまったくの誤解。じゃがいもは主成分がでんぷんのため、お米の代用として食べられていた時代もあったが、カロリーはお米の半分以下。しかも、最近の調査では、「満腹指数」がお米の2.5倍も高いことがわかった。つまり、同じ量を食べても、じゃがいもは満腹感がある上にカロリーが低いという、まさにダイエット向きの食材なのだ。メタボ予防に効果的なのは、夜遅くに食べないで、朝はしっかりと食べる食生活。じゃがいもは、エネルギー源となるでんぷんと、野菜のビタミンCとをあわせもつ、朝食にもぴったりのマルチプレーヤー。1個のじゃがいもが、1日の好スタートになるわけだ。さらに、ひと駅歩く、階段を使うという、カラダを動かすメニューもお忘れなく。

メタボにバイバイ。じゃがいも習慣で、太りにくい体質へ。
ダイエットの大敵は、“気の緩み”だ。少し体重が減ってくると、「私はいつでも痩せられる」とついつい油断し、またもとの体重に戻ってしまう。増減をくり返しているうちはまだいいが、そのうち針は戻らなくなり、気がつけば未知なる領域に…。
ちょっと待った!その前に、じゃがいもである。まず、ダイエット向きの腹持ちのよさは、消化がゆっくり進む「レジスタントスターチ」という成分のおかげ。さらに、この「レジスタントスターチ」は、糖の吸収を穏やかにする働きがあるといわれている。「太る」のは、血糖値の急激な上昇が、脂肪の蓄積につながるため。「レジスタントスターチ」が血糖値の上昇を抑えることで、太りにくくなる効果が期待できるのだ。変幻自在なメニューもじゃがいもの魅力。食べることを楽しむダイエットを、さっそく始めてみよう。